着任挨拶
令和7年8月13日

初めまして。2025年8月5日に着任しました駐ハイチ共和国日本国大使の西内和彦です。着任に際して、ご挨拶申し上げます。
日本とハイチの外交関係が再開されたのは1956年に遡りますが、大使館が設置されたのは2021年1月で、つい最近の話です。初代特命全権大使が2021年12月に着任しており、私で2代目となります。
2021年7月にモイーズ大統領(当時)が暗殺されて以降、ハイチには未だ大統領が選出されておらず、政治危機が今も続いている状況です。2024年4月、ハイチの主要複数政党の政治的合意により暫定大統領評議会(暫定政権)が発足し、その暫定政権にはその任務として、2026年2月までに、新憲法制定のための国民投票、新憲法下での選挙による大統領選出が、その実施が課されています。
国連を中心とする国際社会は、平穏裡に選挙が実施され新大統領に政権が移譲されるよう、一丸となって暫定政権への支援を行っています。主要先進国である日本としても、大統領選挙が平穏裡に公正かつ透明性をもって行われるよう、国際社会と連携し、暫定政権を支援協力しているところです。
ご承知の通り、ハイチは現在、渡航情報では危険レベル4の渡航自粛国です。このためハイチは、日本の皆様にとり、余り馴染みのない遠い国となっていますが、ハイチが位置するカリブ海は、美しい砂浜、豊かな自然、多様な文化が魅力の観光スポットです。日本としては、国際社会と連携し、ハイチの政治危機を解決し、日本の皆さんが気軽に訪れることができるような、それこそカリブ海の真珠と呼ぶに相応しい国となるよう、取り組んで参りたいと考えています。
着任にあたり、日本とハイチ共和国との二国間関係の一層の強化に努めて参りたいと考えますので、皆様のご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和7年8月13日
駐ハイチ共和国特命全権大使
西内和彦
日本とハイチの外交関係が再開されたのは1956年に遡りますが、大使館が設置されたのは2021年1月で、つい最近の話です。初代特命全権大使が2021年12月に着任しており、私で2代目となります。
2021年7月にモイーズ大統領(当時)が暗殺されて以降、ハイチには未だ大統領が選出されておらず、政治危機が今も続いている状況です。2024年4月、ハイチの主要複数政党の政治的合意により暫定大統領評議会(暫定政権)が発足し、その暫定政権にはその任務として、2026年2月までに、新憲法制定のための国民投票、新憲法下での選挙による大統領選出が、その実施が課されています。
国連を中心とする国際社会は、平穏裡に選挙が実施され新大統領に政権が移譲されるよう、一丸となって暫定政権への支援を行っています。主要先進国である日本としても、大統領選挙が平穏裡に公正かつ透明性をもって行われるよう、国際社会と連携し、暫定政権を支援協力しているところです。
ご承知の通り、ハイチは現在、渡航情報では危険レベル4の渡航自粛国です。このためハイチは、日本の皆様にとり、余り馴染みのない遠い国となっていますが、ハイチが位置するカリブ海は、美しい砂浜、豊かな自然、多様な文化が魅力の観光スポットです。日本としては、国際社会と連携し、ハイチの政治危機を解決し、日本の皆さんが気軽に訪れることができるような、それこそカリブ海の真珠と呼ぶに相応しい国となるよう、取り組んで参りたいと考えています。
着任にあたり、日本とハイチ共和国との二国間関係の一層の強化に努めて参りたいと考えますので、皆様のご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和7年8月13日
駐ハイチ共和国特命全権大使
西内和彦