2014年11月13日、西県ポルトープランス市シテ・ソレイユ国立中等教育学校において、田村大使、被供与団体であるミヤモト・グローバル・ディザスター・リリーフ代表・宮本氏、当国パートナー企業MSCトレーディング代表・ハンドル氏他、多数の関係者列席の下、平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「シテ・ソレイユ国立中等教育学校耐震強化計画」の引渡式が行われました。
シテ・ソレイユ国立中等教育学校は、2010年のハイチ大地震以前には、小学校教育を終えた7年生~13年生およそ2000人の生徒を受け入れていましたが、震災後に建物の構造の脆弱性が発覚し、教育省より校舎の使用停止が決定されました。以後4年間は校庭に建設した仮設校舎で授業を行っていましたが、スペースの減少により生徒数を制限せざるをえず、生徒数は1493名にまで減少しました。また、仮設校舎建設のために校庭が塞がれてしまい、体育などの大きなスペースを必要とする活動もできない状況が続いていました。
本計画では、校舎(16教室、2階建て)の耐震化再建工事を行い、再建後の校舎で使用される机、椅子及び黒板(不足分。机・椅子72セット及び黒板16枚)の購入を行いました。これにより、通学中の生徒及び教職員が、倒壊による命の危険のない適切な環境で授業が行えるようになります。
本計画では当国及び米国企業も支援を行っており、日本は建設費のおよそ3分の1を支援しています。(供与額101,920米ドル)。

再建された校舎 |

ハイチ国家を斉唱する生徒 |

列席者によるテープカット |

在校生徒たち |
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