平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件
シテ・ソレイユ国立中等教育学校耐震強化計画

 



贈与契約署名日

2014年9月1日

被供与団体名

ミヤモト・グローバル・ディザスター・リリーフ

供与限度額

101,920米ドル
概要

シテ・ソレイユ国立中等教育学校は、西半球・北半球で最大の貧民街の1つであるシテ・ソレイユ地区の入り口に位置しており、同地区で唯一の公立中等教育機関です。基本的な生活インフラが整備されておらず、高い失業率に苦しむ同地区の住民にとって、無償で中等教育を受けられる同校の存在は子供の未来のために非常に重要です。


一方、同校は、2010年のハイチ大地震後に建物の構造の脆弱性が発覚し、ハイチ教育省によって校舎の使用停止が決定されたため、現在に至るまで4年間は校庭に建設した仮設校舎で授業を行ってきました。スペースの減少により生徒数を制限せざるをえず、生徒数は震災前の2000名から1493名になってしまいました。また、仮設校舎建設によって校庭が塞がれてしまい、体育などの大きな野外活動もできない状況が続いてきました。


本案件では、耐震設計の専門家である宮本英樹氏によってハイチ大地震後に設立された米国NGO「ミヤモト・グローバル・ディザスター・リリーフ」によって、校舎(16教室、2階建て)の耐震強化工事が行われ、必要な機材が整備されます(日本政府は総工費のおよそ3分の1を支援します)。


 

2014/09/01
署名式が行われました。
ミヤモト・グローバル・ディザスター・リリーフ代表の宮本英樹氏と田村大使との間で、贈与契約への署名が行われました。


リンク:ハイチの新聞「ル・ヌーベリスト」に掲載されました。
http://lenouvelliste.com/lenouvelliste/article/135309/Soutien-financier-du-Japon-au-renforcement-du-batiment-du-lycee-national-de-Cite-Soleil.html

 

 

2014/11/13 NEW!

引渡式が行われました。

2014年11月13日、西県ポルトープランス市シテ・ソレイユ国立中等教育学校において、田村大使、被供与団体であるミヤモト・グローバル・ディザスター・リリーフ代表・宮本氏、当国パートナー企業MSCトレーディング代表・ハンドル氏他、多数の関係者列席の下、平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「シテ・ソレイユ国立中等教育学校耐震強化計画」の引渡式が行われました。

シテ・ソレイユ国立中等教育学校は、2010年のハイチ大地震以前には、小学校教育を終えた7年生~13年生およそ2000人の生徒を受け入れていましたが、震災後に建物の構造の脆弱性が発覚し、教育省より校舎の使用停止が決定されました。以後4年間は校庭に建設した仮設校舎で授業を行っていましたが、スペースの減少により生徒数を制限せざるをえず、生徒数は1493名にまで減少しました。また、仮設校舎建設のために校庭が塞がれてしまい、体育などの大きなスペースを必要とする活動もできない状況が続いていました。

本計画では、校舎(16教室、2階建て)の耐震化再建工事を行い、再建後の校舎で使用される机、椅子及び黒板(不足分。机・椅子72セット及び黒板16枚)の購入を行いました。これにより、通学中の生徒及び教職員が、倒壊による命の危険のない適切な環境で授業が行えるようになります。

本計画では当国及び米国企業も支援を行っており、日本は建設費のおよそ3分の1を支援しています。(供与額101,920米ドル)。

再建された校舎

ハイチ国家を斉唱する生徒

列席者によるテープカット

在校生徒たち


 

 

   

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