2010年1月12日のハイチ地震では、人的被害はもちろん、ハイチの人々にとって重要な建造物の多くが被害うけました。クール・イマキュレ・ド・マリ学院もまた、この地震によって大きな被害を受けた一つです。初等部及び中等部の入っていた校舎は完全に倒壊し、地震以降の4年間、授業は仮設スペースで行われており、学校としての十分な機能を果たしていません。 このような状況が続く中、児童たちが、安全で健康的な状況下で教育を受けられる状況、すなわち自然災害等の被害から守られ、校舎内など適切な状態で授業が行われる環境を整えることは喫緊の課題です。 本案件では、クール・イマキュレ・ド・マリ学院によって、新校舎(教室12室3階建て)1棟の建設が行われ、必要な備品が整備されます。また、本案件では、強度の高いアイビームを用いた鉄骨造を採用するなど、耐震にも配慮される予定です。 |