2011年9月 大統領府近く、産婦人科医4名、小児科医1名、内科・腎臓内科医1名、眼科・耳鼻咽喉科医1名が開業しているビル。眼科・耳鼻咽喉科のDR.Florence BURR-REYNAUDにお会いしてきました。 DR.Florence BURR-REYNAUD 頂いた名刺を見ると眼・鼻・喉・耳とある。診察室には古いものから新しいものまで視力計、眼底カメラ、視野計と言った眼科検査機器しかありません。「耳鼻科は?」と問うと、検査(聴力検査、ファイバースコープ)は別の耳鼻科医Dr.Jean GILLS, Dr.Laflanche NAZONに依頼しているが、扁桃腺摘出や副鼻腔の手術は行なっているそうで、91~94年、ハイチ大学の教授が空席だった時期、無償で教えていたそうです。ハイチでアメリカのGeorge town大学のプログラムで眼科を学び、89年プエルトリコで眼科研修、現在眼科手術はPolyclinique de Champ de Mars,Hopital de la Communaute Haitienne(HCH), Hopital Canape Vert に眼科手術機材があり、週に5~6例行なっているそうです。眼腫瘍等治療が困難な症例はマイアミのBASCON PALMER Center(眼科ではNo1だそうです)に送り、術後のフォローをハイチでやっています。現在眼科医はハイチ全体で50人程、大学には十分な機材も無く、勉強してアメリカに留学しても家庭医になってしまう、のが現状だ、と嘆いておられました。眼科の検査機器は高額で、開業するのが難しいのです。治療に必要な薬品はハイチで手に入るとのこと。忙しいので必ず予約をして診療時間を決めて欲しい、と仰っていました。また必要があればPetion-VillのOptiMed(住所:5,rue Chavannes)でも診察をするとのこと。仏語、クレオール語、英語、スペイン語、ドイツ語を話されるそうです。
2.Polyclinique de la rue Lambert 大使館から5分、2回目の訪問です。今回は歯科医Dr.Sophia NAZONにお会いしてきました。ここにオフィスを持つ泌尿器科医の従姉妹です。 Dr.Sophia NAZON ハイチ大学歯学部を卒業、12年前に当地に開業しました。機会を見つけてアメリカ各地、ドミニカ、プエルトリコでの技術研修を受け、その証明書の入ったアルバムを見ながらお話を伺いました。歯科治療台は2台あり、デジタルのレントゲンもあります。インプラントも実施していて材料を見せてもらいました。治療費は単純う歯で62米ドル、インプラントで1800米ドルだそうです。現在ハイチに居る歯科医は200名余りだそうで、地方では歯科医を騙った治療師が抜歯をやっているのが現状だそうです。部屋や機器は新しく清潔でした。
3.RADIOLAB 大統領府に近い1981年設立の検査センター、放射線診断と臨床検査をやっています。待合室には立錐の余地も無く患者さんが溢れていました。放射線部門のDr.Kathleen BUTEAUと臨床部門のDr.Martha SIMONにお会いし、お話を伺いました。 |
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