2011年3月

 

1.Hopital de Canape Vert
住所:87, Route du Canape Vert,Port-au-Prince
電話:2245-0984

 大使館から車で10分の所にある、55年前に創設された民間病院、31室の入院病室を有します。副院長のDr.Richard SALNAVEに案内してもらいました。昨年の地震により、産婦人科、新生児室のある棟は崩壊してしまいました。現在は内科、外科、小児科を診療しています。救急外来も5月1日より再開するそうです。病室は扇風機付きの一番安い部屋が1900グルド(3800円)、クーラー付きの個室が3250グルド(6500円)で、クレジットカードで支払い可能、部屋はきれいに清掃されていました。手術室は3室、機器は整っています。月に60例の手術を行っています。輸血は街中のrue Edenにある赤十字から安全な血液を取り寄せるそうです。CTは有りませんが一般撮影機が1台あります。検査は同じ敷地の別棟にあるMEDLAB(電話:2245-8866、WEB:http://www.medlabhaiti.com)と言う検査施設で24時間、末血、生化、一般検査が行え、更に内分泌、抗体、細菌検査も行っています。この病院には夜間を含め医師は常駐しておらず、入院させた医師が主治医となり治療に責任を持ちます。特別の契約でなく、どの医師でも入院させることが出来るのですが、治療成績の悪い医師は利用を断り、自ずと決まった医師15名程がが利用しています。すなわち入院するには、まず主治医となってくれる医師を決めなければなりません。Dr.SALVA(一般外科)自身も自分のクリニックを2箇所持っていて、手術をここで行っています。彼のクリニックは、以下のとおりです。

Polyclinique de la rue Lambert
住所:57,rue Lambert,Petion Ville
電話:2257-5215

Nouveau Complex Medical
住所:2,rue Capois,Port-au-Prince
電話:3550-1293

 

2.Hopital General (Hopital de l`Universite d`Etat d`Haiti)
住所:Rue Monseigneur Guilloux, Port-au-Prince
電話:2222-1221/2222-3249

 大使館から車で20分、街中の医学部に隣接する大学病院、副院長のDr.Alix LASSEGUEにお会いし、救急外来を見せて頂きました。入院病床450床、医師は125名、レジデントが132名居ます。震災前は700床あったのですが、小児科病棟、外科病棟が崩壊し、縮小しました。大学病院です、がCTはなく放射線治療も出来ませんが、各国の援助で再建を目指し2015年に完成予定です。各科が独立した建物を持ち、外来は一日1000名あります。入院理由は多い順に心臓病、脳血管障害、感染症で、感染症はチフス、マラリア、デング、レプトスピラ症が主なものです。コレラは昨年10月以来3500名が入院しました。救急外来は大部屋で30ベットあり、医師は12名(内科6名、外科3名、整形外科3名)居ます。月に5000名の受診者が居るそうですが、その理由は48時間以内の入院は無料だからだそうです。雑然とした非衛生的な大部屋には境も無く、沢山の患者がベットやストレッチャー、床に直接横になり、点滴を受けています。2月に拳銃で撃たれた邦人は、ここで応急処置を受け、その後上記Canape Vert病院に入院しました。手術室、レントゲンは別棟にあります。中庭には未だテントの施設があります。Dr.LASSEGUEは消化器科医で近くに自分のクリニックを持っています。

Centre Medical de Port-au-Prince
住所:73,rue Capois, Port-au-Prince
電話:2222-4733

 

 
 
 

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