海外安全対策情報(ハイチ)4月~6月
1.治安情勢及び一般犯罪の傾向 (2)ほとんどの事件は首都周辺地域で発生しており,また,強盗や誘拐については,無防備な外国人や富裕層ばかりでなく一般のハイチ人もターゲットとされ,場所や時間帯を問わずバイクや自動車で尾行し,交差点や通行妨害等により停車したタイミングを狙い襲撃する手口や,レストランや銀行等での待ち伏せ及び住居への押入り強盗等の手口による犯行がみられます。また,最近では車で旅行中に被害に遭うケースも散見されますので,注意が必要です。 (3)生活環境への不満に対する反政府デモが首都圏や主要道路において頻繁に発生しており,石やタイヤを燃やすなどのバリケードにより通行を妨害し,それを排除しようとする国家警察及び国連部隊との衝突により,興奮状態となった住民が投石等の過激行動をとる場合があり,歩行者や通行車両が混乱に巻き込まれるケースがあります。
2.殺人・強盗等凶悪犯罪の事例 (2)強盗 (3)殺人 (4)強姦 (5)その他事件
3.テロ・爆弾事件発生状況
4.誘拐・脅迫事件発生状況 (2)発生件数
5.対日感情
6.日本企業の安全に係わる諸問題
7.外国人が被害に遭った事件・事故の事案 ・4月25日午前9時30分,西県デルマ市デルマ22~24地区において,当地在留の62歳カナダ人男性(宗教関係者)がバイクに乗った2人組の武装強盗に銃撃され,3発の銃弾を受けて殺害された。男性は銀行帰りに被害に遭った。 ・5月10日午後10時頃,西県ペチョンビル市において,パン屋の近所に国連車両を駐車していた国連職員が盗難の被害に遭った。同職員が午前0時45分頃に車に戻ると左後部窓ガラスが破壊されており,運動用の衣服が入った鞄を盗まれていた。 ・6月27日午前11時40分,西県プチゴアーブ市において,国連警察の看守2人がニップ県ミラゴアーヌ市に向けて車で移動中,道路上に構築されたバリケード付近を通過しようとしたところ,何者かが彼等に対して銃撃を始め,その影響で彼等の乗る車は障害物に乗り上げた。看守の内1人は腕に銃撃を受け,もう1人は車から脱出して無事に救助された。負傷者はヘリコプターでポルトープランス近郊の病院まで移送された。
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