大統領選挙第1回投票後の治安について
10月25日(日),当地にて大統領選挙第1回投票,上下両院議員選挙第2回投票及び市長選挙が実施されました。目下,集計作業が進められているところであり,現在のところ大規模デモなどの騒動は確認されていませんが,選挙に対する不満を訴え中小の抗議活動が各地で起き始めております。以下を御参照ください。
・ファンミ・ラヴァラス(Fanmi Lavalas)党は,11月3日(火)までの間,当選挙を不満としデモ等の抗議活動を行うと発表している。
・10月29日(木),プチ・デサリーヌ(Pitit Dessalines)は先般の選挙に不正があったとして,デルマ(Delmas)41においてタイヤを燃やす等抗議活動を起こした。
・ハイチ各地において,中小の抗議行動(タイヤを燃やす)などが起きている。
・ライバル候補者が,不正投票(多重投票等)を行ったなどとして,支持者間の対立が発生する可能性も排除できない。
万が一,外出中にデモ行進等の不測の事態に遭遇した場合は,速やかにその場を離れ,安全が確保できるホテル等へ移動し,事態が収まるまで待機するとともに至急当館へ御一報下さいますようお願いいたします。
身動きが取れず緊急を要する事態の際は,デモ隊を監視している警察又は路上に常駐する警察官に助けを求めるようにしてください。
なお,以下の地域では,普段から政治的な動きが強く,通過または訪問する必要がある際は特に御注意ください。
最も警戒が必要
●首都圏(特にスラム街,トゥーサン・ルーベルチュール(Toussaint Louverture)空港通り周辺,デルマ通り周辺(特にデルマ3と32)及び選挙関連事務所・投票所周辺)
●西県アーカイエ(Archaie)市周辺
●西県プチ・ゴワーブ(Petit Goave)市周辺
●西県レオガン(Leogane)市周辺(特にグレシエ(gresye)市)
●中央県ミルバレ(mirebalais)市周辺
●北県カパイシアン(Cap-Haitien)市周辺
比較的警戒が必要
●国道1号線沿いの各都市
●ジャクメル(Jacmel)市
※その他の地方についても,安全とはいえませんので,選挙期間中は各位適切に警戒をよろしくお願いたします。
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