お知らせ「ドミニカ共和国内におけるチクングンジャ熱の発生について」

                                                                                                                                                                                                                                平成26年4月14日

 

今月5日付の、ドミニカ共和国主要紙リスティン・ディアリオ紙は,ドミニカ共和国内でチクングンジャ熱ウイルス感染者が確認された旨報じています。
まだ、ハイチ国内での罹患者は伝えられていませんが、過去アフリカ・アジアにおいて流行した例もあり、今後の動向に注意するとともに、十分な予防を心がけましょう。

 

【見出し】
チクングンジャ熱ウイルスがドミニカ共和国内で確認された。
~保健省は国内全域で拡散防止対策を強化~

 

① 4日,ドミニカ共和国保健省は,研究機関からの検査結果を踏まえ,
サンクリストバル県ニグア市内でチクングンジャ熱ウイルスの感染者が発生した旨正式に発表した。
同ウイルス感染者が確認されたのは当国では初である。

 

② 当地の疫病監視機関では本年2月上旬から3月29日までの間に,チクングンジャ熱の疑いがある症例を767人把握しており,
これらの症例では,いずれも激しい発熱や関節痛を伴っており,前記ニグア市内でも症例が多い地区では,人口10万人中41人の割合で発生している。

 

③ 当地から米国疫学研究センターに送付したサンプル検体の検査結果では,
当地で確認したウイルスはカリブ諸島で既に発生しているものと同様との見解である。

 

④ 米国疫学研究センターは,チクングンジャ熱は,デング熱と同様にネッタイシマ蚊を媒介して拡散するため,

デング熱の予防・拡散防止と同様の措置をとるべきとの見解を示している。
同センターが推奨するチクングンジャ熱の予防策は,家畜の飼育場付近での蚊の駆除の徹底や,塩素系消毒液で,容器やタンク内を殺菌することである。

 

   

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