熱帯性暴風雨フィオナ(Fiona)の接近について

令和4年9月18日
 熱帯性暴風雨フィオナ(Fiona)が、ドミニカ共和国東部の海上を北西へ進んでおり、9月19日ハイチ北部に最接近すると予報されています。進路上にある地域及び海域では、強風や大雨のみならず、ところによっては高潮の発生、洪水・土砂崩れ等の被害や各種交通機関の混乱等も予想されます。それらに加えて、予測できない複合的な災害が発生する危険性が排除できません。  
 つきましては、以下の関連ウェブサイトを参考に熱帯低気圧情報や現地の気象情報の収集に努め、被害が予想される場合には外出を控え、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
【上陸・接近前の備え】 (1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。 (2)停電に備え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池等を準備するとともに、1~2週間分の飲料水・食料を確保・備蓄する。 (3)避難することも想定し、旅券、現金、雨具、携行用の水、食料等を準備し、いつでも持ち出せるようにしておく。 (4)強風で飛ばされそうなものは、屋内に移す又は固定する。 (5)避難場所や避難コースを確認しておく。 (6)家族等に緊急連絡方法や避難場所の確認を行う。 (7)沿岸部に居住・滞在の場合は高潮の発生にも注意し、あらかじめ安全な内陸部への避難を検討する。 【上陸・接近以降の対応】 (8)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。 (9)外出は控える。 (10)現地当局からの避難勧告や指示に従う。また、避難後に日本大使館に連絡する。 (11)熱帯性暴風雨フィオナ(Fiona)通過後も地盤のゆるみに伴う土砂崩れ等の二次災害に十分注意する。 (12)被害が発生している地域においては、略奪等の治安悪化の可能性にも十分注意する。 (13)被災地では、インフラの破壊(電気や水など)、物資供給不足、各交通機関の乱れ、電話等通信網の断絶等が発生しているおそれがあるため、被災地を訪れる場合には、情報収集を行いつつ慎重に検討する。  《 参考 》 米国ナショナル・ハリケーン・センター:( http://www.nhc.noaa.gov/ ) 世界気象機関:( http://severe.worldweather.wmo.int/ ) ウェザー・チャンネル:( http://www.weather.com/ )