久保大使による南県視察
令和4年5月12日



5月12日、久保雄嗣大使は、マエスUNICEFハイチ代表とともに南県を視察し、日本がUNICEFと連携して実施しているプロジェクトの成果を確認しました。
日本は、平成28年度無償資金協力「定期予防接種プログラム強化計画(UNICEF連携)」及び令和2年度無償資金協力「定期拡大予防接種プログラム強化計画」において、麻疹・風疹のワクチン、注射器・脱脂綿等の関連用品に加え、ワクチンの輸送・保管のための機材を供与し、ハイチにおける定期予防接種の普及活動に貢献しています。
今回、久保大使は南県にあるサンテ・リュミエール診療所を訪問し、日本が供与した太陽光発電式の冷蔵庫が正常に機能し、有効に活用されていることを確認したのち、同診療所で実際に多くの子供たちがワクチンを接種する様子を視察しました。
また、今回視察した南県は、2021年8月14日に発生した地震により最も大きな被害を受けた地域の一つです。日本は、同年9月、令和3年度無償資金協力でUNICEFに対して64万ドルを供与し、被災地における水・衛生分野の支援に貢献しました。
本視察で久保大使は、地震で特に大きな被害を受けたキャン・ペラン地区を訪問し、日本も貢献している給水システムの復興について関係者から話を聞くとともに、日本の資金協力によって購入された石鹸や歯ブラシ等を含む衛生キットの配布状況についても確認しました。
今後とも我が国は、ハイチに対する保健・教育分野での支援を続けていく同時に、南県の地震復興のための支援も引き続き検討していきます。

