2021年8月地震の復興支援国際会議への参加

令和4年2月16日
正面から
正面から
 2022年2月16日、久保大使は、2021年8月14日にハイチ南西部で発生した地震の復興支援国際会議に参加しました。本会議は、国連の支援の下、アリエル・アンリ首相が主催したイベントで、アミーナ・モハメッド国連副事務総長をはじめ、各国・各国際機関からの代表者が現地ポルトープランス及びオンラインにて出席しました。
 
 我が国は、ハイチ政府からの要請に基づき、8月14日の地震発生後すぐにプラスチックシート、スリーピングパッド、ポリタンク、毛布をハイチ政府に対して供与するとともに、翌9月には、WFP、IOM、UNICEF及びIFRCを通じた3.25百万米ドルの緊急無償資金協力の実施を決定し、地震被災地域において、食料、水、衛生分野などの人道支援を実施しています。
 
 さらに、本年2月3日には、約32百万米ドルの無償資金協力の枠組みで建設した、2本の橋梁(新線橋梁およびクロワデミッション橋梁)をハイチ政府に引き渡しました。2010年1月の大地震等により著しい損傷を受けた両橋梁の掛け替えは、ハイチの経済発展を支えるもので、まさにハイチの復興支援といえるものです。
 
 本会議において久保大使は、こうした日本からの支援を紹介した上で、ハイチと同様地震の多い日本として、連帯の精神の下、更なる対ハイチ支援の可能性を検討していることを表明しました。