令和2年度無償資金協力 「定期拡大予防接種プログラム強化計画(UNICEF連携)」に関する書簡の交換・平成28年度無償資金協力「定期予防接種プログラム強化計画(UNICEF連携)」におけるコールドルーム完成式の実施

令和2年12月10日
記念撮影
署名
大使とUNICEF代表
2020年12月10日,水野光明大使と,ブルーノ・マエス国連児童基金(UNICEF)ハイチ事務所代表(Mr. Bruno MAES, Representative, United Nations Children's Fund in Haiti)との間で,3.41億円(約320万米ドル)を限度とする令和2年度無償資金協力「定期拡大予防接種プログラム強化計画(UNICEF連携)」に関する書簡の交換が行われました。
 
また同日、平成28年度無償資金協力「定期予防接種プログラム強化計画(UNICEF連携)」の一環として整備したコールドルームの完成式が実施されました。このコールドルームによってワクチンの保存が可能となることで、240の保健機関に対して良質なワクチンを提供し、その結果ハイチ人口の37%のワクチン需要をカバーできることになります。
 
ハイチでは,保健・医療施設の整備の遅れやサービスの質の低さ,高い貧困率を背景に,児童の約7%が一度も予防接種を受けていない状況にあり,定期予防接種の普及が優先課題の一つとなっています。ハイチ政府は定期予防接種の推進に取り組んできていますが,ワクチン購入費や人材の不足,脆弱なモニタリング体制などの課題が山積しています。
 
UNICEFを通じたこれらの協力は,ハイチ全土において,定期予防接種に必要な麻疹・風疹ワクチン等を供与し,地方における定期予防接種の普及に向けた活動を支援するものです。この協力により,ハイチにおけるウイルス性疾患による児童死亡率が低減し,医療サービスの普及と質の向上に寄与することが期待されます。
 
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