海外安全対策情報(2019年10月~12月分)

令和2年1月31日

1 治安・政治・社会情勢
 

(1)2019年10月~12月の政治情勢
ア  10月
 (ア) 8日,カンターヴ上院議長は演説で大統領に対して「国内外との絶え間ない対話を遅滞なく即時に始める」ことを勧めると同時に,危機を脱する方法は武器を用いない対話であり,同対話では国内のあらゆる要職の任期を交渉のテーブルに乗せるべきとした。同日,大統領府は声明でポール(Evans PAUL)元首相を筆頭とする7名をコンセンサス内閣成立に向けた委員会委員として指名した。
 (イ) 9日,シェラミー上院議員等は「大統領による委員会を拒否する」と述べ,「同委員会は信頼できない」,「危機の解決策はモイーズ大統領の辞任だ」等と述べ,「我々は11日(金)にモイーズ大統領辞任の書簡を求める」とした。
 (ウ) 10日,ポール元首相を筆頭としたコンセンサス内閣委員会に対抗する形で,「ハイチ再建に向けたもう一つの合意」運動を主宰する野党連合は,暫定政権樹立に向けた委員会発足を発表した。同委員会は,モイーズ大統領の即時辞任に向けて,(1)破棄院裁判官3名を暫定大統領候補者としてリストに挙げ,その中から1名を暫定大統領として指名し,30日以内に大統領令によって暫定大統領を任命する,(2)同委員会委員の助言を受けて,暫定政権下の首相及び閣僚の候補者を指名するとした。
 (エ) 13日,民間部門経済フォーラム代表を辞任したクラーン商工会議所会長等を筆頭とする暫定政権樹立に向けた委員会(通称:パセル)が発足した。同委員会は,(1)モイーズ大統領の辞任,(2)第50回国民議会の全ての議員の辞職,(3)政府の行動を管理する市民組織を確立するとし,政権移行に関する政治的合意の構築に向けたロードマップを1か月以内に作成する等とした。
 (オ) 15日,モイーズ大統領は大統領府での演説及び記者会見で,自らの辞任を否定し,今日の危機的状況は大統領個人の問題によって引き起こされたのではなく,システムに問題にあることを強調し,システムに対して共に戦うよう国民に呼びかけた。また,一部の実業家が最も貧しい人々に対して恥じることなく国のあらゆる富を独占し続けようとしていると非難した。同記者会見を受け,コンセンサス内閣委員会のポール元首相等は辞任する意向を示した。
イ  11月
 (ア) 8日,3日間にわたり,6つの野党勢力で構成される野党連合は,マリオットホテルで暫定政権への移行に向けた会合を開催し,5つの野党勢力が政権移行時の統治方法を定める合意文書(通称:マリオット合意)に署名した。同文書では,大統領の任命は(1)モイーズ大統領辞任後,破棄院判事の中から1名を暫定大統領に任命し,議会を停止させる,(2)同任命にあたり,特別委員会を設置し,一名の判事を選定する基準を決める,(3)特別委員会は同合意に参加した5野党勢力から各1名,市民社会から2名の計7名構成とし,「暫定政権樹立に向けた委員会」(通称:パセル)はオブザーバーとして特別委員会を支援するとした。
 (イ) 10日,ファンミ・ラヴァラス党は,マリオット合意における「破棄院判事の中から一名を暫定大統領に任命する」条項について反対し,合意に参加しなかった。代わりに,同党は三権のいずれにも属さない3名から構成される「公共救済政府」の設置を提唱した。
ウ  12月
 (ア) 3日,暫定政権樹立の合意(マリオット合意)の委員会は,治安上の観点から名前を伏せつつも,暫定大統領に任命する破棄院判事の人選が決まったことを公表した。
 (イ) 5日,与党PHTK党を筆頭とする各界代表者等は「合意に参加した関係者が信頼する人物」を新首相とする新政府発足の合意(キナム合意)に至った。
 (ウ) 8日,モイーズ大統領は,メディアのインタビューに対して,年内に政府を発足する旨述べた。
 (エ) 15日,モイーズ大統領は,マリオット合意委員会等に対して書簡を発出し,大統領府で行われる年内合意に向けた会合への出席を求めた。
 (オ) 16日,モイーズ大統領は,マリオット合意派,キナム合意派,急進派等の政治指導者と個別に会談した。一方,「暫定政権樹立に向けた委員会(通称:パスレル)」の広報官は,同会談で「(合意)文書に関する交渉,議論,対話はなかった」と述べた。
 (カ) 17日,ラ・ライム国連SRSG,デュプイ米州機構代表及びバチカン大使は,各派政治指導者や各界代表者を招いて政治合意に向けた会合を開催した。
 (キ) 18日,同会合2日目,マリオット合意派及びパスレルは同会合を欠席し離脱した。会合の世話人を務めたランベール元上院議長やジャンバティストRDNP代表等は共同声明を発出し,同会合が危機を解決する建設的な一歩になった旨を述べた。同日,マリオット合意派に属する「第三の道運動(MTV)」を主導するレジナルド・ブーロス氏はMTV党設立記念会合をホテル・ロイヤルオアシスで開催した。
 (ク) 20日,モイーズ大統領はマリオット合意派等の各派政治指導者に対して書簡を発出し,政治合意に向けた会合を呼びかけたものの,急進派は出席を拒否し,引き続きモイーズ大統領の即時辞任を求めた。

(1)2019年10月~12月の治安・社会情勢
ア 10月
 (ア) 13日,若者に人気のラッパーグループやアーティストが主催する大規模デモに1万人が動員された。カーニバルのように音楽をかけた車や楽器を鳴らしながらの平和な行進が下町からペチョンヴィル(Petion-Ville)市まで行われ,大統領の即時辞任を求めた。主催者の一人のラッパーは「大統領が今夜,来週中に辞任しなければ,来週の日曜日にも我々は行進する」と述べた。同デモには,シェラミー上院議員,ポルトープランス市長等が参加し,同デモを支持するとした。
 (イ) 15日,国連ハイチ司法協力ミッション(MINUJUSTH)は2004年から続いてきた国連PKOとしてのマンデートを終えた。
 (ウ) 16日,国連憲章第6章に基づき,国連ハイチ統合事務所(BINUH)は特別政治ミッションとして活動を開始した。BINUHは,法の支配を含む政治的安定及び良好なガバナンスを促進・強化し,ハイチにおける包摂的な国民的対話の実現を含む平和的で安定した環境を維持・促進し,人権の保護・促進が実現するよう,ハイチ政府に対して助言することを役割及び優先分野とするとした。
イ  11月
 (ア) 20日,クラフト(Kelly CRAFT)国連代米大使はハイチを訪問し,主要な野党勢力の指導者に平和的な対話による新政府形成を促し,声明で「モイーズ大統領とその他の選ばれた指導者は,団結し,違いを乗り越え,ハイチ国民の利益のために包摂的な解決策を模索する義務がある。米国は支援の準備ができている」と述べた。
 (イ) 24日,四十代のフランス人夫妻は,フランス養子縁組機関(AFA)管理下の養子縁組手続きの一環として,養子になる予定の子どもと面会するために,初めて首都ポルトープランス(Port-au-Prince)を往訪した。同夫妻は,ポルトープランス国際空港に到着後,AFAが予約した車両に乗車してホテルに向かい,ホテルに到着したところを武装強盗に襲撃されて殺害された。武装強盗はバイクに乗って空港から同車両を追跡して強盗に及んだが,失敗したために同夫妻を拳銃で射殺したと見られている。
ウ  12月
 6日,ヘイル(David HALE)米国務次官(政務担当)はハイチを訪問し,野党指導者等と会談し,平和的な対話による新政府発足を再び促した。
エ  モイーズ大統領就任以降,与野党間の不満や生活環境等の改善に向けた各種デモは断続的に発生し,最近ではモイーズ大統領の辞任を要求するデモが発生している。通貨安高インフレ率による厳しい経済状況は継続しており,特に一般労働者層や低所得者層の生活に多大な影響をおよぼし,社会不安の要因ともなっている。このような状況に対する不満も背景に,人口の大部分を占める貧しい人々は,今後もデモ等で不満をぶつけたり,犯罪に訴える場合も少なくないと考えられ,反政権勢力の示唆運動に合流する理由となり得ることから,情勢に注視が必要となっている。
オ  2019年10月,国連ハイチ司法支援ミッション(MINUJUSTH)が撤収し,国連ハイチ統合オフィス(BINUH)に移行した。今後,外国人警察部隊の撤収がどのように治安等に影響し得るか注視が必要となっている。

 

 2 殺人・強盗等凶悪犯罪の事例及び一般犯罪の傾向

(1)強盗
《傾向》不明
《主な報道・事件》
ア 10月9日 武装強盗は,約50人が乗車していた首都ポルトープランス(Port-au-Prince)からグランダンス県ジェレミー(Jeremie)経路のバスをバスジャックし,乗客4人が銃で負傷した。
イ 11月7日 首都ポルトープランス(Port-au-Prince)において少しずつ日常生活が戻ってきている一方で,ポルトープランスのいくつかの通りの住民は地獄を味わっている。デルマ(Delmas)6,デルマ,サンフィル(Sans-Fil )とその周辺の住民たちは一日中,武装強盗たちに自動小銃で住民たちを恐怖に陥れたり,家を放火している。
ウ 11月27日 武装強盗に国立劇場からそれほど離れていないビサンテネール周辺の公共バスがバスジャックされたと報じられた。
エ 12月10日 大統領顧問の西県モルヌ・カルベール(Morne-Calvaire )の邸宅に4人の武装した犯人が襲撃し,顧問の娘と管理人が銃撃により負傷した。
 
(2)殺人
《傾向》不明
《主な報道・事件》
ア 10月1日 夕方,ハイチ国家警察の警官は,武装した二人組に殺害され,武装した二人組も死亡し,12口径のライフルが押収された。
イ 10月5日 夜,ハイチ国家警察の警官は,西県クロワ・デ・ブーケ(Croix-des-Bouquets)で身元不明の武装勢力による銃撃で殺害された。
ウ 10月7日 ハイチ国家警察は,西県クロワ・デ・ブーケ(Croix-des-Bouquets)で家族6人(母親と5人の子供(2人の男の子と3人の女の子))を殺害した疑いの犯人を逮捕した。
エ 10月10日 夜,中央県ミラバレ(mirebalais)のジャーナリストの遺体は,ミラバレの町の入り口にあるバヤス公園で発見された。 複数の銃弾により殺害され,車のトランクで発見された。
オ 10月15日 オートバイで武装した何者かによって殺害された3人の遺体が,西県マルティサン(Martissant)からそれほど遠くない,ポルトープランス(Port-au-Prince)の南口の車道,1番と4番通りの間で発見された。
カ 11月19日 夕方,若い起業家は,西県ダミアン (Damien)でオートバイに乗った武装した何者かによる組織的な攻撃で複数の銃弾を受け死亡した。
キ 11月19日 夜,西県ベル・エール(bel-air)で23歳の若い男性は,武装した何者かによって腹部に2発の銃弾を受け死亡した。
ク 11月24日 フランス人夫妻がポルトープランス国際空港からホテルへ到着した直後,武装強盗に射殺された。
ケ 11月26日 同性愛活動家が毒殺され,ポルトープランス(Port-au-Prince)の私邸で発見された。
コ 12月1日 夜,元司法警察(DCPJ)の責任者が,何者かによって西県ペチョンビル(Petion-Ville)の自宅に戻るところで9発の銃弾を受け殺害された。
 
(3)強姦 
《傾向》不明
《主な報道・事件》特になし。
 
(4)デモ(主な報道・事件)
《傾向》不明(投石,放火,略奪行為ほか,警察と衝突し暴徒化するケースが増えている)
《主な報道・事件》
ア 10月22日 首都ポルトープランス(Port-au-Prince)で何千人が教会へ参集し,モイーズ大統領の辞任を要求する等を理由としたデモが実施された。
イ 10月23日 タイヤを燃やしたバリケードが市内中心部の他の道路で確認され,空港の立体交差点近辺に集まった人々は車両に投石し,警察が治安回復のために介入した。
ウ 10月27日 野党指導者らは,モイーズ大統領を権力から追放するための攻勢を開始するとして,デモが実施された。
エ 10月28日 米国は,ハイチのポルトープランス(Port-au-Prince)およびその他の都市で発生し続けている暴力行為を非難した。
デモ参加者と武装した個人との間の暴力で,昨日ポルトープランス首都圏では少なくとも3人が死亡した。
オ 11月18日 ヴェルティエール戦記念日の首都ポルトープランス(Port-au-Prince)では,数百人の野党支持者が首都の幹線道路を行進し,デモ参加者2名,地元のラジオ局記者1名,警官1名が負傷した。
カ 11月25日 首都圏ポルトープランス(Port-au-Prince)および地方の複数の都市では,依然としてロードブロックされている。
 
(5)麻薬 
《傾向》不明
《主な報道・事件》特になし。
 
(6)その他 
《主な報道・事件》
ア 10月14日 国連事務総長は,ハイチの状況に関する最新の報告書で,ここ数ヶ月のハイチにおける治安への懸念と犯罪の増加を報告した。
報告書は,主要な犯罪行為とギャング関連の事件の継続的な増加を指摘している。「2019年に報告された殺人事件数は2018年と比較して17%増加し,1月1日から10月8日までの間に前年同期は594件だったのに対し698件となり,殺人の3分の2はギャング犯罪が最も深刻な西県で記録された。」
イ 11月7日 人権に関する研究分析センター(CARDH)によると,ハイチではこの8ヶ月間で100名以上が銃撃により殺害された。
ウ 11月9日 西県プチ・ゴアーブ(petit goave)で活動している3人の武装ギャングが逮捕された。
エ 11月11日 国家人権保護ネットワーク(RNDDH)は,11月初めに西県ベル・エール(bel-air)を訪れ,そこでは銃撃,21棟の住宅と11台の車の火災により,少なくとも15名が殺害されたと公表した。
オ 11月11日 ハイチ国家警察(PNH)は,「クモの巣」と名付けられた,ポルトープランス(Port-au-Prince)首都圏に向けた新しい安全対策の実施を命じた。
カ 11月12日 火曜日,ポルトープランス国際空港で武器(拳銃,自動小銃)や弾薬を所持していた男が逮捕された。
キ 11月21日 ハイチ国家警察は,10月15日から11月21日までの期間に警察への攻撃が激化し銃で警官7人が殺害され,18人が負傷,13人が刃物で負傷したと報じた。
ク 11月25日 ハイチ国家警察(PNH)は,2019年10月から11月までの治安状況の総括を公表した。
38人の警官が攻撃の犠牲となり,7人が銃弾で殺され,18人がさまざまな小火器で,13人が刃物類で負傷した。ギャングやデモでの衝突で,7人が射殺。強盗行為と犯罪との戦いを目的とした「クモの巣」と名付けられた作戦の一環として,PNHは221人を逮捕し,5台の車両,6丁のアサルトライフルを含む22丁の銃器と525弾薬を押収した。
ケ 11月25日 北西県ポール・ド・ペ(Port-de-Paix)のガソリンスタンドでグラン・ノールで活動する強力な誘拐ネットワークの4人目を逮捕した。
コ 11月26日 公共交通機関の組合は,安全のために何もしなければ,輸送業者はストライキを行うと警告し,政府へ国内の危険な環境を非難した。
サ 11月29日 モイーズ大統領は,国の全土において安全な環境を回復するため,治安部隊により様々な都市を恐怖で支配している武装強盗を「危害を加えられない状態」にすると強力な政策を発表した。
シ 11月29日 「クモの巣」作戦を展開し,元下院議員と他7名は,共犯と考えられており,武器や榴弾類,催涙ガス,950に及ぶ薬莢の所持によりジャクメルの警察により逮捕された。
ス 12月4日 11月17日に治安維持部隊ユニット(UDMO)の警察官を殺害した容疑者がドミニカ共和国で逮捕された。
セ 12月4日 ハイチ国家警察は,11月22日から12月4日の司法警察の作戦の総括を行い,この期間中に19の武器と1,125の弾薬を押収したと報じた。
ソ 12月4日 2019年1月からハイチ国家警察の警察官44名が殺害されたと報じられた。
タ 12月6日 ハイチ国家警察治安部隊の攻勢が治安の安定化において政府に確かな結果をもたらしている。ここ2週間のうちに,19の武器が押収され,武装組織への関与が告発されていた35人を逮捕したと報じた。「クモの巣」作戦において攻勢を続けるという警察の断固とした決定を繰り返している。
チ 12月12日 カナダのギャングリーダーがポルトープランス国際空港で逮捕された。
ツ 12月13日 野党が反政府運動への動員の新しい日程が発表された。12月13日,16日,23日,27日,2020年1月1日は,国内の複数の都市で政府の反対運動を行うと表明した。
テ 12月13日 ハイチ国家警察(PNH)は密輸入を専門とする7名の殺人容疑者を先週の土曜日にフォンパリジアン(Fond Parisien)で逮捕したと発表した。
ト 12月15日 早朝,西県ラ・サリーヌ(La Saline)で1人の女性を含む約40名が治安部隊に逮捕された。この一斉検挙は「クモの巣」作戦の一環で実施され,ハイチ国家警察によると,国中の治安の安定化を図る目的を持つこの作戦の開始後,11月22日から12月4日までに,複数の口径の薬莢1,125と,19の武器,4本のアサルトライフルを押収したと報じた。
ナ 12月24日 ハイチ国家警察はゴナイーブ(Gonaïves)でギャングメンバーの容疑者3名を逮捕した。
ニ 12月24日 JILAP(司法・平和司教委員会)となる組織は,2019年の首都圏では1年で467件以上の暴力による死者が記録され,部分的ではあるが,この総括は武装ギャングによる暴力と,年内の抗議運動中の暴力の激化を示している。 暴力的に亡くなった467人のうち,370人は銃で殺害された。 国内にはさまざまな虐殺があり,35人の警察官が犠牲になったと報じた。
 

3 テロ・爆弾事件発生状況

当国においては当該事件の発生は認知されていない。
 

4 誘拐・脅迫事件発生状況

《傾向》不明
《主な報道・事件》
ア 10月22日 朝,武装した何者かが西県マルティッサン(Martissant)界隈で警備会社の従業員8名を誘拐した。
イ 12月15日 ハイチ国家警察は,国道2号線周辺で若者の死体が発見されたと報じた。この人物は誘拐された後,殺害され,西県プチ・ゴアーブ(petit goave)にある池に投棄された。
 

5 対日感情

対日感情は基本的に良好であり,特段の変化は見られない。
 

6 日本企業の安全に係わる諸問題

日本製品が多く入っており(特に自動車),日本企業へのイメージは高信頼度・高品質と悪くないが,当地でのビジネスを模索する企業にとっては,市場規模もさることながら,司法制度や治安情報を考慮した防犯対策及び交通機関等のインフラ環境が課題となっている。
 

7 邦人安全対策のためにとられている具体的処置

当地へ来訪のNGO及びJICA関係者等に対し安全ブリーフィングを行い,必要に応じて,治安情勢及び注意喚起につき当館HP上に掲載すると共にメール一斉配信を実施している。