首都圏周辺におけるギャングなどによる凶悪犯罪についての注意喚起

令和2年1月27日
ハイチにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在ハイチ日本国大使館

1 首都ポルトープランス(Port-au-Prince)市マルティッサン(Martissant)地区,カルフール・フイユ(Carrefour Feuilles)地区,ラサリーヌ(La saline)地区,ベレール(Bel Air)地区及びカルフール(Carrefour)市,シテ・ソレイユ(Cite soleil)市,クロワ・デ・ブーケ(Croix-des-Bouquets)地区周辺において,ギャングなどによる殺人・強盗・誘拐・強姦等の凶悪犯罪が発生しています。事態収束までの間,メディア情報等を注視していただき,国道1号線,国道2号線や国道9号線が通過する同地域の不要不急の通行は控えていただき,やむを得ず通行する場合には細心の注意が必要です。
 また,ハイチ国家警察(PNH)によるスラム街を中心としたギャング等に対する掃討作戦や取締りを実施し,治安維持の強化を図っており,その反発で警察官や一般市民が巻き込まれる事案等が発生することが想定されるため,ギャング等が潜伏しているスラム街等に近づかないよう,白昼であっても細心の注意が必要です。
2 ポルトープランス(Port-au-Prince)市やぺチョンビル(Petion-Ville)市を含む首都圏周辺地域において,場所や時間帯を問わずバイクや自動車で尾行し,交差点や通行妨害等により停車したタイミングを狙い襲撃する手口や,女性の単独運転の車両等を狙ったレストランや銀行等での待ち伏せ,空港からの帰路を狙って複数人でいきなり銃を撃つような拳銃強盗がいくつも報告され外国人が事件に巻き込まれる案件が増えております。
つきましては,従来から留意が必要なスラム街等周辺はもとより,空港や銀行等からの帰路やATM周辺への不要不急の立ち寄り(特に夜間)は控えていただくことをお勧めいたします。
特に空港,銀行,レストラン及びスーパーマーケット等からの帰り道に不審者に尾行されないよう御注意願います。万が一不審者がついて来ていると思われる場合には,交差点等を数回同じ側に曲がる等して尾行を確認する等し,尾行が確定的になった場合には,さりげなくガードマンがいるようなホテル等の大きな施設に一端退避して様子をうかがう等安全策を取った上で,次の行動を取るようにしてください。