令和2年度対ハイチ無償資金協力「経済社会開発計画」 署名式の実施

令和2年6月19日
Echange de notes
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 2020年6月19日,ハイチ外務・宗務省において,我が方水野光明在ハイチ大使と,先方クロード・ジョゼフ外務・宗務大臣(H. E. Mr. Claude JOSEPH, Minister of Foreign Affairs and Worship)との間で,供与額3億円の無償資金協力(経済社会開発計画)に関する書簡の交換が行われました。
 
中南米・カリブ地域のハイチでは,脆弱な医療インフラ状況によって多くの国民が満足な医療サービスを受けられない状況にあります。2010年10月以降,コレラ感染により累計9,792名の方が亡くなっており,新型コロナウイルスの感染拡大による影響も,今後さらに拡大することが予想されます。このような中,ハイチ政府は,保健体制の整備・強化及び保健・医療関連施設の整備を課題とし,「保健マスタープラン(2012~2021)」の中でも,保健サービスに対するアクセスの拡大を目標に掲げるなど,保健・医療環境の改善は,ハイチにおける重要課題の一つになっています。
 
このような状況に鑑み,同国政府から我が国に対し医療機材の援助の要請があったため,我が国は今回の支援において,医療サービスの中・長期的な能力向上のため,経済社会開発計画を実施するものです。