平成24年度対ハイチ無償資金協力「南東県ジャクメル病院整備計画」 引渡式の実施
平成28年9月14日
2016年9月14日,ハイチ南東県ジャクメル病院において,ジネット・ミショー・プリヴェール暫定大統領夫人,ダフネ・デルソアン保健・人口大臣ほかハイチ政府関係者,八田善明在ハイチ日本大使,パオラ・サントンジュ駐ハイチ・カナダ大使及び本計画のパートナーであるカナダ,ハイチ,米国赤十字代表の出席の下,ジャクメル(サン・ミシェル)病院の引渡式が行われました。
ハイチでは,2010年1月に発生した大地震により,死者約31万人を含む約370万人が被災し,多くの家屋・施設が倒壊するなどの被害を受けました。本計画対象のジャクメル病院は,同国南東県で唯一の二次医療施設(県レベルの総合病院)ですが,先の地震により病院施設の多くが破損し,震災後はテントや木造の仮設施設を使用して医療活動が行われていました。総額2027百万円(約19百万ドル)に上るこの計画は,同病院の中核となる周産期・中央診察棟の建設とこれに付随する医療機材棟を整備することで,劣悪な診察環境を改善し,ハイチの保健医療サービスの向上に貢献するものです。
また,本計画で日本企業により建設された建物には日本基準の耐震構造が用いられており,地震を始めとする災害に耐えうる上,震災が発生した場合には周辺住民の避難所としても活用されることが想定されます。
左から:南東県ジャクメル市位置,建物内部(病棟,手術室)
ハイチでは,2010年1月に発生した大地震により,死者約31万人を含む約370万人が被災し,多くの家屋・施設が倒壊するなどの被害を受けました。本計画対象のジャクメル病院は,同国南東県で唯一の二次医療施設(県レベルの総合病院)ですが,先の地震により病院施設の多くが破損し,震災後はテントや木造の仮設施設を使用して医療活動が行われていました。総額2027百万円(約19百万ドル)に上るこの計画は,同病院の中核となる周産期・中央診察棟の建設とこれに付随する医療機材棟を整備することで,劣悪な診察環境を改善し,ハイチの保健医療サービスの向上に貢献するものです。

左から:南東県ジャクメル市位置,建物内部(病棟,手術室)
左から:建物外観,除幕の様子(八田大使,デルソアン保健・人口大臣,プリヴェール暫定大統領夫人)