安全情報

2020/9/1
 ハイチ共和国、特に首都ポルトープランス圏についての安全については、関連する同危険情報について、2016年7月1日付にて、これまで危険度レベル3(渡航は止めてください)であったものを、レベル2(不要不急の渡航は止めてください)に引き下げを行っております。

 当地では、2010年の震災の後、大量の被災民の帰還・定住問題、インフラの混乱・未整備、強盗・誘拐等の凶悪犯罪の横行、疫病(コレラ等)の発生もあり、総合的に鑑みてレベル3と極めて高い危険度としておりましたが、震災後の混乱も収まり、通常の市民生活に戻り、また震災以前から駐留展開していた国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)や国際社会の貢献も奏功し、警察力の強化が進み、凶悪犯罪等についても数値的に大幅な改善が見られることから全体としてレベル2に引き下げを行ったものです。
 
 しかし、ハイチ国家警察(PNH)によるスラム街を中心としたギャング等に対する掃討作戦や取締りにより治安維持の強化を図った結果、震災直後よりも治安は比較的安定してきていますが、貧困という治安の根本課題が解決されない上、当局の取組みに対する報復として警察官が襲撃されたり、一般市民が巻き込まれる事案等も頻発しています。主要都市では殺人や誘拐等の凶悪事件は継続して発生しており、司法制度が十分に機能していない状況の中、銃器の入手が容易であるため凶悪犯罪の危険性は依然として高く、安全上の注意は不可欠となっています。
 
 なお、2017年10月にMINUSTAHの後継PKOである国連ハイチ司法支援ミッション(MINUJUSTH)が設置されましたが、2019年10月をもってMINUJUSTHの撤収が決定しました。また、撤収後はハイチにおける特別政治ミッション(SPM)へ移行し、国連ハイチ統合オフィス(BINUH)を設立されることとなりますが、外国人警察部隊の撤収が今後どのように治安等に影響し得るか注視が必要となっています。

 引き続き、中長期的には、各種デモ、スト等の影響への注意、そして短期的には金品を狙った強盗、未熟なルールと運転による交通事故等留意すべき点が多々あります。また、地域や時間帯によっても安全の状況は大きく変化することもあり、当地への必要な渡航に際しても、最新情報を入手し、滞在中もニュース等に気を配る等自衛的に行動をすることが重要となります。

 各種情報は、当館及び外務省ホームページにも掲載しておりますが、日々の情報については、テレビ、ラジオやインターネットの情報等にも留意され、無理のない渡航・滞在を計画いただきますようお勧めいたします。
 


○ 当地安全情報
○ そのほか重要なお知らせ
○ 当地医療情報
  交通事故等、緊急搬送が必要な方へは、こちらの病院をお勧めいたします。
  病院名:Hôpital Bernard Mevs
  住所:Boulevard Toussaint Louverture、 entrée village Solidarité、 Port-au-Prince
  電話番号:(509)3701-8901/(509)2811-8070
     米国やカナダからの出張医療チームとの協力体制も合わせ、60名から80名の医師が勤務している。衛生面では、その他の富裕層向
     け病院と比べると、劣るものの、検査機器や救急医療体制は整っており、他外交団も利用している。

  
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