平成27年度無償資金協力「中央県におけるコレラ予防強化計画(国連児童基金(UNICEF)を通じて)」に関する書簡の交換

平成28年3月9日
平成27年度無償資金協力
「中央県におけるコレラ予防強化計画(国連児童基金(UNICEF)を通じて)」に関する書簡の交換
2016年3月9日,ハイチの首都ポルトープランス市において,我が方八田善明在ハイチ大使と,先方マーク・ヴィンセント国連児童基金(UNICEF)ハイチ事務所代表(Mr. Marc Vincent, Representative, United Nations Children's Fund in Haiti)との間で,3.54億円(約290万米ドル)を限度とする平成27年度無償資金協力「中央県におけるコレラ予防強化計画(国連児童基金(UNICEF)を通じて)」に関する書簡の交換が行われました。
ハイチでは,2010年10月のコレラ感染発生以来,2015年末までに,累積で74万件以上のコレラ感染とそれによる8,833名の死亡が確認されています。国際社会の支援により感染は減少傾向にありますが,2014年末から2015年初頭にかけて再び感染数が増加しており,特に,感染件数が多い中央県における支援の継続が求められています。
UNICEFを通じた今回の協力は,中央県の2地区において,給水・衛生設備の整備・改修,これら施設の維持管理能力の強化,衛生教育及び啓発活動を行うものです。この協力により,安全な水の利用を促進し,衛生習慣を改善することで,コレラ発生率が低減することが期待されます。

 
 
         交換公文の署名                      (左から)ベニト・デュメイ ハイチ水衛生局(DINEPA)次官,        プロジェクトの対象地域
                            マーク・ヴィンセント国連児童基金(UNICEF)ハイチ事務所代表,八田大使,    
                            ジョルジュ・デュビュシュ保健省次官,イーヴス・ロベール・ジャン計画・対外協力省次官