安全情報

 ハイチ共和国,特に首都ポルトープランス圏についての安全については,関連する同危険情報について,2016年7月1日付にて,これまで危険度レベル3(渡航は止めてください)であったものを,レベル2(不要不急の渡航は止めてください)に引き下げを行っております。

 当地では,2010年の震災の後,大量の被災民の帰還・定住問題,インフラの混乱・未整備,強盗・誘拐等の凶悪犯罪の横行,疫病(コレラ等)の発生もあり,総合的に鑑みてレベル3と極めて高い危険度としておりましたが,震災後の混乱も収まり,通常の市民生活に戻り,また震災以前から駐留展開している国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)や国際社会の貢献も奏功し,警察力の強化が進み,凶悪犯罪等についても数値的に大幅な改善が見られることから全体としてレベル2に引き下げを行ったものです。
 
 なお,当地では,本年2月7日の大統領就任をもって,一連の選挙に一区切りがつき,政治的不安定の要素が一定の収束をみたものの,引き続き不満分子の存在や新規政策に対する不満,高インフレ,通貨グルド安をはじめとする経済社会面での脆弱性の継続,自然災害(昨年10月のハリケーン・マシューの上陸)の被害後の降雨の継続等により一進一退を継続しており,全体として,引き続き社会・経済的には厳しい状況となっています。こうした社会・経済状況に伴い,貧困の問題は継続し,また,各地に存在するスラム街と同ギャング団等を中心に各種犯罪は引き続き発生しており,特に銃器の流通・使用もあることから,安全上の注意は不可欠となっています。
 
 また,13年間駐留してきた国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)については,本年10月15日までに撤収することが本格的に決まり,撤収作業に着手していることから,これに乗じた各種デモ等についても留意が必要です。MINUSTAHの撤収後の後継PKOミッションとして国連ハイチ司法支援ミッション(MINUJUSTH)の派遣についても決定され,一定の警察支援等についての継続も予定されていますが,ハイチでは一部これらの外国プレゼンスに対する不満も存在していることもあり,限定的ではあっても外国人・国際プレゼンス排斥的な感情にも留意が必要です。
 
 引き続き,中長期的には,各種デモ,スト等の影響への注意,そして短期的には金品を狙った強盗,未熟なルールと運転による交通事故等留意すべき点が多々あります。また,地域や時間帯によっても安全の状況は大きく変化することもあり,当地への必要な渡航に際しても,最新情報を入手し,滞在中もニュース等に気を配る等自衛的に行動をすることが重要となります。

 各種情報は,当館及び外務省ホームページにも掲載しておりますが,日々の情報については,テレビ,ラジオやインターネットの情報等にも留意され,無理のない渡航・滞在を計画いただきますようお勧めいたします。


○ 当地安全情報
○ そのほか重要なお知らせ
○ 当地医療情報
  交通事故等,緊急搬送が必要な方へは,こちらの病院をお勧めいたします。
  病院名:Hôpital Bernard Mevs
  住所:Boulevard Toussaint Louverture, entrée village Solidarité, Port-au-Prince
  電話番号:(509)3701-8901/(509)2811-8070
     米国やカナダからの出張医療チームとの協力体制も合わせ,60名から80名の医師が勤務している。衛生面では,その他の富裕層向
     け病院と比べると,劣るものの,検査機器や救急医療体制は整っており,他外交団も利用している。

  
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